教習所の集客管理を革新!目標設定を可視化し、現場の理解を深める成功事例

制作当時の様子を振り返ってお話をお聞きするお客様インタビュー。
売り上げ目標や集客人数の明確化に苦労していた教習所。従来の経験則に頼った計画立案から脱却し、データを活用したシステムの導入で、現実的なキャパシティを見極めることに成功しました。スタッフの稼働状況や教習の進捗を数値化し、可視化することで、効率的な運営と的確な目標共有を実現。現場の声を反映しながら、クライアントと一緒にチーム全体で進めたプロジェクト。
株式会社鶴岡自動車学園 代表の斎藤様にお話を伺いました。

User interview VOL.1
クライアント 株式会社 鶴岡自動車学園様(山形県鶴岡市)
業務内容 自動車教習所の運営
制作内容 データを活用したシステム導入
制作期間 約 4ヵ月/2022年5月公開
URL https://tsurugaku.com/

INTERVIEW

⸺ プロジェクトを立ち上げようと思ったキッカケは何ですか?

教習所における、売り上げの目標や集客人数を可視化したいというのが目的でした。
これまではスタッフや管理者が、これまでの経験から決めていましたが、そうではなく、指導員の稼働や教習の状況などから、現実的に受け入れ可能なラインがどこまでなのか、データから数値を作っていくことをしてみたいと思っていました。表計算ソフトでやることも考えたのですが、作りこみの度合いや、複数人数での同時使用などの懸念もあり、WEBのシステムにすることにしました。

⸺ 開発の進め方はどうでしたか?

元々、キャパシティを考えるための基本的な考え方、ロジックは自分たちの中にありましたが、システムに落とし込むうえで考えなくてはならないことや、数値をどう表現するとわかりやすいか、見やすいかなどは一緒に考えてもらってよかったと思います。
また、遠方にもかかわらずエンジニアの方に現地に出向いてもらい、現場スタッフとも会って話を聞いたうえで進めてもらったのがとてもありがたかったです。どんな人がどんな場所で使うシステムなのかをイメージしたうえで仕様を提案していただけましたし、現場スタッフにとっても「自分たちも一緒に作った」という意識ができ、社内への浸透もスムーズでした。

⸺ 開発中に悩んだことはありますか

ある部分の仕様について、2度、3度確認をしたケースがありましたね。打ち合わせをして決めた部分で、改めてどうなのかっていう確認ですね。
ちょっとくどいなと思うこともありましたが(笑)、そこがこのシステムの根幹になる仕様の部分だっていうことを理解してもらっていたからかなと思いますし、他の機能との整合なども含め、より練度の高い仕様になったと思います。確認をしていく中で、その部分については社内的な理解も深まり、その点も結果的に良かったと思っています。

⸺ システムの導入後の具体的な成果や変化はありますか

半年間の合宿免許の受け入れ可能人数、ひいては目標をしっかりと共有できるようになったことが一番の効果でした。
月だけでなく週、日単位にまで落とし込めるため、様々なレベルでの目標数値ブレずに持つことがきていますし、何よりその数値にはシステムで算出した裏付けがありますから、これまでのようになぜその数字なのか、という疑問が現場で出ることがなくなりました。
一方、目標に向けた進捗はこのシステムでは現状まだできていないので、次はそこに向けた改修をしていければと考えています。

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